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【2026年最新】RCG・RSGとは?オーストラリアのギャンブル資格を州別に解説

カジノのルーレット

オーストラリアのパブやクラブの求人を見ていると、「RSA & RCG required」と並べて書かれているのをよく見かけます。RSAはお酒の資格ですが、もうひとつのRCGはギャンブルに関する資格。ポーキーズ(スロットマシン)を置いているお店で働くために必要なもので、これを持っているとシフトの幅が広がり、採用されやすくなります。

ただ、この資格には日本語の情報にほとんど書かれていない落とし穴があります。RCGは州によって名前も取り方も費用もまったく違うのです。メルボルンでは民間スクールで買うことすらできず、パースでは一般の飲食店勤務なら取る必要すらありません。「RCGは150ドルくらい」という説明を信じて動くと、無駄なお金を払うか、逆に必要な手続きを取り損ねることになります。

この記事では、RCG・RSGとは何かという基本から、6州それぞれの制度と料金、そしてRSAとセットで取るべきかどうかまで、2026年8月時点の情報で整理します。特にメルボルンとパースに行く方は、ご自身の州の欄を必ず確認してください。

読み終えて判断に迷ったら、記事の最後からいつでも無料相談を受け付けています。

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RCG・RSGとは?

RCGは「Responsible Conduct of Gambling(責任あるギャンブルの運営)」の略で、ギャンブル設備を置いているお店で働く人が受ける講習です。ギャンブル依存の兆候を見分ける方法、依存が疑われるお客さんへの声のかけ方、自己排除(セルフエクスクルージョン)の仕組み、広告や景品に関する規制などを学びます。

オーストラリアのパブやRSLクラブには、ポーキーズと呼ばれるスロットマシンを置いたゲーミングルームが併設されていることがとても多く、そのエリアでお客さんと接する仕事に就くにはこの講習が必要になります。全国共通の職業訓練ユニット番号はSITHGAM022(Provide responsible gambling services)です。

正式名称 Responsible Conduct of Gambling/Responsible Service of Gambling(州により異なる)
ユニット番号 SITHGAM022(全国共通)
対象になる仕事 ポーキーズを置いたパブ、RSLクラブ、スポーツクラブ、カジノのゲーミングエリア
所要時間 対面3.5〜6時間/オンライン数時間〜
受講料 無料〜AU$225(州により大きく異なる)
※2026年8月時点の情報です。制度・料金は変更されることがあるため、申込み前に必ず各スクールや州当局の公式サイトでご確認ください。

【最重要】州によって名前も取り方も違う

この記事でいちばんお伝えしたいのがここです。ユニット番号は全国共通なのに、州によって呼び方・取得ルート・費用がまったく違います。

州(主な都市) 呼び方 費用 取得ルート 注意点
NSW
(シドニー)
RCG AU$135〜225 承認ATP(Approved Training Provider)で受講 州発行のコンピテンシーカードが必要(RCG分AU$50)
VIC
(メルボルン)
RSG 無料 雇用主経由でVGCCCの研修 民間スクールでは購入不可。就職が先になる
QLD
(ブリスベン・GC・ケアンズ)
RSG AU$25〜180 RTOでオンラインまたは対面 オンラインが正式に認められ、価格差が非常に大きい
WA
(パース)
一般の飲食店では不要 オンライン賭博関連職のみCHCFIN005が必要
SA
(アデレード)
RSG 要問合せ AHA|SAのRSG1(2日間)が標準ルート 勤務先名義でBOEN経由の申込が必要
TAS
(ホバート)
RCG AU$39〜100 タスマニア固有の内容を含むRTOの講座 入社90日以内に受講、以後5年ごとに更新
※2026年8月時点。費用は各スクール公式サイトおよび州当局の情報に基づきます。

📌 「RCG」で検索すると情報が出てこない州がある理由

NSWとタスマニアは「RCG」、それ以外の州は「RSG」と呼ぶためです。メルボルンやブリスベンの情報を探すときは「RSG」で検索してください。

さらに南オーストラリア州では「Responsible Gambling Services」という別の言い回しも使われます。求人票で見慣れない略語が出てきたら、SITHGAM022という番号で照合すると確実です。

州別に見るRCG・RSGの取り方

NSW(シドニー)|RCG・カード発行が必要

シドニーは全国でもっとも費用がかかる州です。RCG単体でAU$135〜225、RSAとのセットでAU$320〜330が相場。高くなる理由は、講習料に加えてLiquor & Gaming NSWが発行するコンピテンシーカードの費用(RCG分でAU$50)が必要になるためです。

受講できるのはLiquor & Gaming NSWが承認したATP(Approved Training Provider)に限られます。対面クラスを提供するスクールが多い一方、Zoomでのライブ受講に対応している学校もあります。所要時間は6時間前後で、RSAとセットで受ける場合は1日で両方終わらせられるスクールと、2日間に分かれるスクールがあります。

こんな方に向いている:シドニーのパブやクラブで長く働く予定の方。費用は高いものの、RSAとセットで取れば1日で完結し、求人の選択肢が大きく広がります。

VIC(メルボルン)|RSGは無料。ただし買えない

メルボルンに行く方は、ここだけは必ず読んでください。ビクトリア州のRSGは、民間のスクールで受講することができません。

ビクトリア州では、RSG研修はVGCCC(ビクトリア州賭博・カジノ管理委員会)の枠組みで提供されており、勤務先のゲーミング施設を通じて受ける仕組みになっています。そして費用は無料です。州の公式情報でも「支払う必要はありません。無料で提供されます」と明記されています。

モジュール1 オンラインで2〜3時間。就業開始から1か月以内に修了する
モジュール2 対面またはビデオ会議。店舗のサポートワーカーが実施し、就業開始から6か月以内に修了する
更新 3年ごとに再研修。こちらも無料
費用 無料

⚠ メルボルンで「RSGコース」を有料で売っているサイトに注意

ビクトリア州のRSG要件を満たす講座を民間RTOが販売することはできません。メルボルン向けと称して有料のRSG講座を案内しているページを見かけたら、それがビクトリア州の要件を満たすものかどうか慎重に確認してください。

また、研修の修了は雇用の条件ではありません。先に採用されて、働きながら期限内に受ければよい制度になっています。「RSGを持っていないから応募できない」と諦める必要はありません。

なお、メルボルンで必要になるのはRSAのほうです。こちらは民間スクールでAU$50〜70。2025年12月1日からLiquor Control Victoriaの追加オンラインモジュールが必須になった点もあわせて確認してください。詳しくは【2026年最新】オーストラリアRSAの取り方|州別の料金・有効期限を解説で解説しています。

QLD(ブリスベン・GC・ケアンズ)|RSG・選択肢が豊富

クイーンズランド州は、RSGをオンラインでも対面でも取得できる自由度の高い州です。そのぶん価格差が大きく、オンラインならAU$25前後、対面ならAU$90〜180と幅があります。

対面の場合、ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズで実施しているスクールがあり、RSAとバースキルズ(バーテンダーの実技)を組み合わせたパッケージを用意しているところもあります。一方、オンラインならRSAとのバンドルでAU$34.99〜49と、対面の3分の1以下で両方そろいます。

ケアンズは対面クラスの開催頻度が少なく、日程が限られます。到着後すぐに働きたい場合は、オンラインのほうが現実的です。

こんな方に向いている:費用を抑えたい方はオンライン、バーテンダーとしての実技も身につけたい方は対面のパッケージ。ケアンズ滞在ならオンライン一択に近い状況です。

WA(パース)|一般職では不要

パースで飲食の仕事を探す方に朗報です。西オーストラリア州では、一般の飲食店で働くのにギャンブル関連の講習は基本的に必要ありません。

理由はシンプルで、西オーストラリア州はパブやクラブにポーキーズを置くことが認められていないからです。州内でゲーミングマシンを扱えるのはCrown Perthのみで、そこで働く場合も施設独自の研修体系があります。

例外はオンライン賭博(ブックメーカー)に関わる職種で、この場合はCHCFIN005(Provide responsible online wagering services)というユニットの修了が求められます。ただしこれは飲食業とは別の業種の話です。

こんな方に向いている:パースで働く予定なら、RSA(AU$48〜145)だけ取れば十分です。他都市より初期費用を抑えられます。

SA(アデレード)|業界団体経由が標準

南オーストラリア州でゲーミング業務に就く場合、AHA|SA(南オーストラリアホテル協会)が実施するRSG1が実質的な標準ルートになっています。

RSG1は2日間の対面講習で、初日にSITHGAM022(Provide Responsible Gambling Services)、2日目にSITHGAM023(Attend Gaming Machines)を学びます。会場はアデレード市内のAHAビル(Level 4, 60 Hindmarsh Square)。申込みは勤務先のホテル名義でBOENというシステムを通じて行い、店舗のゲーミングマネージャーの承認が必要です。

受講時期は「初回の配属から前後3か月以内」と定められています。つまりこちらもビクトリア州と同様、就職が先で、その後に受講する流れになります。

こんな方に向いている:アデレードでは、まずRSA(AU$49〜99)を取って飲食の仕事を確保し、ゲーミング業務に配属されたらRSG1に進む、という順序が現実的です。

TAS(ホバート)|最安だが条件あり

タスマニアは全国でもっとも費用が安い州です。RCGはオンライン専門プロバイダーでAU$39、州立のTasTAFEでAU$100。RSAもTasTAFEのオンラインならAU$20と、他州とは桁が違います。

ただし条件があります。タスマニアで通用するRCGは、「タスマニア固有の内容」を含むRTOの講座であることが必須です。他州向けの一般的なSITHGAM022では要件を満たさない場合があるため、申込み前に「タスマニア対応」と明記されているか確認してください。

受講の期限は、ギャンブル関連の業務に就いてから90日以内。その後は5年ごとに更新が必要です。

こんな方に向いている:費用を最優先する方。ただし求人数自体は大都市より少ないため、仕事探しの難易度は上がります。

州ごとに違う制度、どう動けばいいか一緒に整理しましょう!

RSAとセットで取るべき?

結論から言うと、NSWとクイーンズランド州ではセットがお得、それ以外の州ではセットで買う意味がありません。

セットの是非 理由
NSW セットが得 RSA単体AU$190〜225に対し、RSA+RCGでAU$320〜330。1日で両方終わるスクールもある
QLD セットが得 オンラインのRSA+RSGバンドルがAU$34.99〜49。単体で買うより安い
VIC セット不可 RSGは無料の政府研修で、民間スクールが販売していない
WA セット不要 一般の飲食店ではギャンブル講習自体が不要
SA 順番に取る RSGはAHA|SA経由で就職後。まずRSAだけ取る
TAS どちらでも 単体でも安いため、必要になってから追加でよい

💡 迷ったらまずRSAだけ取るのが安全

RSAはお酒を扱うすべての飲食店で必要ですが、RCG・RSGが必要なのは「ポーキーズのあるお店のゲーミングエリア」で働く場合だけです。

カフェやレストランを中心に探すつもりなら、RCG・RSGは使わずに終わる可能性があります。まずRSAを取って仕事を探し、パブやクラブの求人に応募する段階でRCG・RSGを追加する——この順番なら無駄が出ません。

RCG・RSGがあるとどんな仕事に就ける?

RCG・RSGを持っていると、ポーキーズを置いたパブ、RSLクラブ、スポーツクラブ、カジノのゲーミングエリアで働けるようになります。オーストラリアのパブやクラブは店内にゲーミングルームを併設しているところが多く、RSAとRCG・RSGの両方を持っていると、ホールとゲーミングの両方のシフトに入れるのが大きな強みです。

雇用主から見ると、シフトの穴を埋めやすい人材ということになります。結果として採用されやすく、勤務時間も確保しやすくなります。オーストラリアの飲食業は土日・祝日にペナルティレート(割増賃金)が加算されるため、シフトに多く入れることは収入に直結します。

クラブ業界は日本人にとって働きやすい面もあります。ゲーミングエリアの業務は接客の型がある程度決まっており、英語での会話量がホールほど多くありません。「英語にまだ自信はないけれど時給の高い仕事に就きたい」という方には現実的な選択肢になります。

仕事探しの進め方については仕事を探すときに必須の書類!ワーホリのcover letterとresumeの書き方もあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. RCGとRSGは何が違いますか?
A. 学ぶ内容はほぼ同じで、州によって呼び方が違うだけです。
NSWとタスマニアではRCG(Responsible Conduct of Gambling)、ビクトリア州ではRSG(Responsible Service of Gaming)、クイーンズランド州と南オーストラリア州ではRSG(Responsible Service of Gambling/Responsible Gambling Services)と呼ばれます。全国共通の職業訓練ユニット番号はSITHGAM022です。ただし呼び方が同じでも取得ルートと料金は州ごとに大きく異なります。

Q. メルボルンでRSGを取るにはどうすればいいですか?
A. 民間のスクールでは受講できません。
ビクトリア州のRSGは、勤務先のゲーミング施設を通じてVGCCC(ビクトリア州賭博・カジノ管理委員会)の研修を受ける仕組みで、費用は無料です。モジュール1が2〜3時間のオンライン受講で入社から1か月以内、モジュール2が対面またはビデオ会議で入社から6か月以内。就職前に自費で取っておくことはできないので、まず採用されることが先になります。

Q. パースでもRCG・RSGは必要ですか?
A. 一般の飲食店で働くなら基本的に不要です。
西オーストラリア州はパブやクラブにポーキーズ(スロットマシン)を置くことが認められておらず、ゲーミングはCrown Perthに限られているためです。オンライン賭博(ブックメーカー)に関わる職種のみ、CHCFIN005というユニットの修了が求められます。パースで飲食の仕事を探すなら、RSAだけ取れば十分です。

Q. RSAとRCGはセットで取ったほうが良いですか?
A. NSWとクイーンズランド州ではセット割引があるため、パブやクラブで働く予定ならセットがお得です。
シドニーではRSA単体AU$190〜225に対しRSA+RCGのセットがAU$320〜330、ブリスベンではオンラインのRSA+RSGバンドルがAU$34.99〜49で受けられます。一方、ビクトリア州は無料の政府研修、西オーストラリア州は不要なので、セットで買う意味がありません。

Q. RCG・RSGに有効期限はありますか?
A. 州によって異なります。
タスマニアは5年ごとの更新が義務づけられており、ビクトリア州のRSGは3年ごとに再研修があります。クイーンズランド州は修了証自体に期限を設けていないスクールが多いものの、雇用主が独自の基準を持っている場合があります。NSWはRSAと同じくコンピテンシーカードの有効期限(5年)に紐づきます。

Q. RCG・RSGを持っているとどんな仕事に就けますか?
A. ポーキーズを置いているパブ、RSLクラブ、スポーツクラブ、カジノなどのゲーミングエリアで働けるようになります。
オーストラリアのパブやクラブは店内にゲーミングルームを併設していることが多く、RSAとRCG・RSGの両方を持っているとホールとゲーミングの両方のシフトに入れるため、採用されやすく勤務時間も確保しやすくなります。


まとめ

RCG・RSGは「ポーキーズのあるお店で働くための資格」ですが、その中身は州ごとにまったく別の制度だと考えたほうが正確です。シドニーはカード代込みでAU$135〜225、メルボルンは無料だが民間では買えない、パースはそもそも不要、アデレードは業界団体経由で就職後——ひとことでまとめられない世界です。

だからこそ、まず決めるべきは「どの州に行くか」です。州が決まれば取るべき行動は明確になります。ビクトリア州と南オーストラリア州は就職が先、NSWとクイーンズランド州は先に取っておくと有利、西オーストラリア州はRSAだけでよい。この判断を間違えなければ、無駄な出費は避けられます。

そして迷ったら、まずRSAだけ取ってください。RCG・RSGは必要になった段階で追加すれば間に合います。ご自身の渡航プランでどう動くのが最適か、よければ一緒に整理させてください。


アイエス留学のサポート

RCG・RSGのように州ごとに制度が分かれているものは、日本にいる段階では判断が難しい領域です。「メルボルンでRSGを取ろうとしたら民間では買えなかった」「アデレードで先に取ろうとしたら勤務先経由でないと申し込めなかった」といった行き違いは、現地の仕組みを知っていれば避けられます。

アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。

  • プロによる専門サポート: 渡航先の州でRCG・RSGが必要かどうか、必要ならどう取るかを日本語でご案内します。
  • 確かなプランニング: RSAとRCG・RSGを取る順番と時期を、仕事探しのスケジュールから逆算してご提案します。
  • オーダーメイドのアドバイス: パブ・クラブ系の仕事を目指す方に、その都市で実際に求められる資格の組み合わせをお伝えします。

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